お墓にお供えする花は、持ち帰った方が良い?


仏花や故人が好きだった花を、いつもお供えしていることが好ましいと思っている方は多いかと思います。

今回はお供えするお花についてのお話です。

最近では造花をお供えする方も増えてきています。
造花を持ち帰らずそのままにしておくのは、何の問題もありません。

しかし生花の場合、霊園のルールが厳しいときや頻繁にお墓参りに行ける距離ではないというときは、
そのまま置いておくというのは難しいでしょう。

霊園や地域の風習によって異なりますが、霊園によっては生花の持ち帰りを推奨しているところもあります。
それは、生のお花は傷みやすく、虫などが寄ってくる原因になるからです。

また、頻繁にお墓参りに行けない場合は、お花の手入れができず、
傷んだり、枯れたりするため、お花をそのままにしておく方が気持ちがよくないということがあるでしょう。

では、お供えしていた生花を家に持ち帰った場合、
どのようにすればよいのでしょう。

持ち帰った生花を仏壇にお供えするのは好ましく無いとされています。
なぜなら、先祖に一度お供えしたものですので、
その生花を仏壇の仏様にあげるのは失礼に当たると考えられているからです。

自宅に持ち帰った生花は、仏壇にお供えするのではなく、
観賞用として飾っておきましょう。

お墓を建てるときに、まず始めることとは


お墓というのは、家族がみんな健康でいればもちろん意識するものではありませんよね。
しかし、ある日突然必要になってしまった場合、一体どうすればよいのでしょう?

お墓を持っていない世帯でお墓を建てると決めた場合は、まず「お墓を建てる場所」を決めましょう。
お墓を建てる場所には公営霊園、民間霊園、寺院などが挙げられます。

どちらを選ぶにしても、まずは新聞のチラシやインターネットの広告、
近所の石材店などで情報収集をしましょう。

しかし、公営霊園は納骨するお遺骨がないと申し込みができません。
生前にお墓を建てる場合は民間霊園か寺院でないと申し込みができないため注意しましょう。

霊園や寺院の墓地で購入できるのは、「永代使用料」という名前の墓地の使用権です。
その上に立てる墓石は、石材店に申し込みます。
墓地の場所が決まったら、予算を元に石材店と相談し、見積もりを出してもらいましょう。

また、家族が急に不幸に見舞われたときなどはすぐにお墓が必要となるケースもございます。
そのような場合、ひとまずお骨をご自宅か寺院などで預かってもらうことも可能ですので、
焦らず気持ちに余裕を持ってお墓の計画を立てましょう。

お墓と納骨堂の違いって


都心部などではよく耳にする「納骨堂」ですが、
みなさんはお墓との違いをご存知でしょうか?

まず、お墓とは、墓石がありその下に遺骨を埋葬する場所のことを指します。
先祖代々受け継がれて遺骨を埋葬していくことができるため、土地と墓石が既にあるのであれば、
納骨をするだけで費用がほとんどかかりません。

お墓は、交通の便の良い場所は少ないのが現状ですが、
その分、空気も景色も良い場所であることが多いです。
そして屋外にあるため、掃除やメンテナンスをする必要がありますが、
いつでも自由にお墓参りができるというメリットがあります。

そして次に納骨堂とは、屋内でロッカーのような場所に骨壺を収めている場所を指します。

納骨堂は基本的に遺骨を預けて保管してもらう、またはお墓を立てるまでの間、
一時的に預けるための場所ですが、都心部などでは土地が狭く墓地の確保ができないため、
一時的ではなくお墓と同じ扱いで利用する場合も増えているのです。

駅からアクセスが良い場所にあったり、バリアフリーの冷暖房が整っている室内であることが多いので、
お墓参りはしやすく、掃除やメンテナンスもしなくて大丈夫ですよ。

納骨堂における費用は、墓石代や土地代の必要が無いため、
お墓を新たに購入する場合と比べると安くなっています。

お墓と納骨堂の違い、お分かりいただけましたか?
ライフスタイルに合わせて考えてみてがいかがでしょう。

どれくらいかかる?お墓の維持費


お墓を持つということは、最初にかかる諸経費も重要なポイントですが、
自分が亡くなった後に、次の世代が支払わなければならない「維持費」も大事ですよね。

今回はお墓の維持費についてのお話です。

お墓の維持費は、大きく3つに分けることができます。

(1)管理料
管理料とは、墓地を気持ちよく運営していくための資金です。
例えば、お墓参りに来たときの水道などの設備や掃除の際の竹ぼうきや桶などの備品、
出たゴミを処分する費用などの、様々な費用を合わせた運営資金のことを指します。

(2)お布施(おふせ)
法事や葬儀などの法要で、読経をあげてくれた僧侶に対してのお礼を「お布施」と言います。
このお布施に決まった金額はなく、宗派や宗教、地域によっても相場は様々です。

(3)寄付
寺院の檀家となると、例えばお寺を修理するためにかかる費用を「寄付」として1口〇万円というように求められます。
つまり、お寺の運営にかかる費用を寄付という形で集めるのです。

お墓の維持費の相場は、公営墓地で4,000円〜、民営墓地で5,000円〜程度で、
全体的に民間墓地の方が少し高いです。

いかがでしたか?
お墓のことなら何でも、宇津石材店までご相談ください。

「墓友」をご存知ですか?


メル友、ママ友などなど、「〇〇友」とつく言葉はたくさんありますが、
最近では「墓友」という言葉がよく見かけられるようになりました。

墓友とは、一緒にお墓参りをする友人ではなく、
「一緒のお墓に入る友人」の略です。

お墓に対する考えが同じ人たちが「墓友」として集まり、
共同墓に一緒に入るのです。

これは、従来の「お墓は家の墓として先祖代々受け継いでいくもの」
という考え方とは異なりますが、

承継者問題を抱えた人たちのために登場したシステムです。
個人にかわって管理者がお墓を維持・管理していくのですが、
墓の管理者は寺院であったり、NPO法人であったり、社団法人、企業であったりとさまざまです。

現在、「承継者がいない」という人だけでなく、
「子供にお墓のことで迷惑をかけたくない」といった人たちにも、共同墓は注目されています。

高齢者向け住宅や、有料老人ホームが共同墓を設置するケースも増えています。
「仲間を見送ることで、自分達も同じように送ってもらえるという安心感が生まれた」と
肯定意見が多いそうです。

「墓友」と共同墓に入るという新しいスタイルは、
今後注目されていくかもしれませんね。