お盆とお彼岸ってどういう意味?


7月15日頃の時期とされるお盆はご先祖様がこちらの世界に帰ってくるとされている期間のことです。

お盆の期間に入った日は迎え盆と呼ばれ、火を焚いてご先祖様をお迎えします。

お盆が明けた日は送り盆と呼ばれ、火を焚いてご先祖様を極楽浄土に送るということを行います。

また初盆には四十九日や1周忌というような法事法要とは別に法要の儀式が行われたり、ご先祖様などのお墓参りをする期間とされています。

お彼岸とは3月の春分の日と9月の秋分の日の前後3日間を含めた計7日間に行われる仏事のことです。

お彼岸は極楽浄土とこちらの世界が近くなる日とされています。

その理由は、お彼岸の言葉の意味が極楽浄土のことを指しているということと、お彼岸の時期には太陽が真西に沈むのですが、その方角に極楽浄土があるとされているからです。

そのため、この期間にはお寺では法要が行われ、ご先祖様や亡くなった身近な人のお墓参りをするのが一般的とされています。

お盆とお彼岸は、時期や期間の違いや行われる儀式などの内容の違いがありますが、大きな共通点は両方ともご先祖様を敬う日ということです。