今まで墓石のデザインは和型の縦長のものが一般的でしたが、最近では洋型も増えています。
洋型は和型に比べて横に長く、背が低いのが特徴です。
モダンなデザインで、墓石に手が届きやすい高さであるということから、墓参りをしたときに、お手入れや掃除をしやすいというメリットがあります。
また、洋型の場合は、文字を彫刻する盤面が横長になるので、和型よりも自由度が高くなります。
お墓に入る故人の名前ではなく、故人が好きだった言葉や好きな詩の一節、またイラストなどを彫刻したものなども自由度が高くなっています。
そして、洋型の墓石の場合、黒や白だけでなく、様々な色の石材を使っているので、好きな色を選ぶことができます。
赤やピンク、緑など今まで墓石に使われることが無かった色も増えており、オリジナル性が強くなっています。
洋型の墓石はデザイン性に富むという特徴をもっており、オルガン型やストレート型、プレート型などがあります。
墓石のデザインは自由に選べますが、管理している霊園によっては、規制があるところもあるので、確認してから墓石の制作依頼をしましょう。
和型の墓石の基本的なデザインは縦に長く造られています。
日本では昔から良く見かける一番一般的な形の墓石です。
和型の墓石は伝統に裏付けされているデザインとなっていることが特徴で、その伝統的で雰囲気が格式高く重厚的な和型の墓石は今でも多くの人に選ばれているデザインです。
和型の墓石の構造は、竿石、上台、中台、芝台が重ねられていますが、その中の芝台があるかないかという違いで四段構造か、三段構造が一般的になっています。
四段構造については竿石部分に多様な加工方法があり、見た目が異なる墓石が多いのが特徴です。
竿石上部の加工方法には、滑らかな山形の曲線を描いたものや、真っ直ぐに切ったままの形のもの、四面を斜めに切って三角形に見えるものなどがあります。
また、下台の下に石をもう一段増やしたり、昇華台などを竿石の下に置くような墓石のデザインもあります。
墓石に使われている石には、硬くて吸水性が低く、風化しにくく、きめが細かいといったような墓石に向いている黒い石や白い石などの石には大変多くの種類があります。
石の種類を選ぶことも墓石のデザインにおいては重要な要素となります。
年に1度や2度、お墓参りをする機会があるという方は多いと思いますが、
基本的なお墓参りの作法について知っているという人は少ないのではないでしょうか。
今回は知っておきたいお墓参りのマナーについて、何点かご紹介させていただきます。
(1)お墓参りの服装
お墓参りに出かける際の服装は、特に何を着てもかまいませんが、
あまり派手にならずきちんとした支度が望まれます。
お掃除をする際にも、動きやすい方がいいですよね。
(2)お墓参りをする時間帯
お墓参りは、掃除などのしやすい朝、もしくは日中に行くのが良いです。
しかし、地域によっては、お盆の期間は夜にお参りをするという風習もあるため、
必ず日が暮れる前に行かなければならないということはありません。
(3)霊園管理者にあいさつをする
お墓に着いたら霊園管理者にあいさつをしましょう。
普段故人の世話をしていただいているため、感謝の気持ちを持って挨拶をすることが大切です。
寺院墓地であればお寺に着いたらまず本堂のご本尊をお参りし、
次にご住職に挨拶をします。
いかがでしたか?
お墓参りを正しく行うことは、正しい先祖供養につながります。
マナーは覚えておくと良いですね。
お墓参りに欠かせない持ち物と言えば花ですが、
どのようなものでも良いのでしょうか。
今回はお墓参りに行く際の花の選び方について、お話させていただきます。
お墓参りの際や仏壇に供える花を、
仏花と呼びます。
一般的には花屋やスーパーで、一束500円くらいからで売られています。
色については、亡くなられて四十九日を過ぎるまでは白や淡い色のお花を供えた方が良いそうですが、
その後は「白」「赤」「黄」「紫」「ピンク」の5色をメインにした、明るい色を選ぶのが一般的です。
今まで仏花のことについて述べさせていただきましたが、
では、墓前に供えるのは仏花でないといけないのでしょうか。
「好きだった花を供えたい」ということであれば、
これについては何の問題もありません。
しかし、年配の方にはしきたりや慣習を気にされる方もいらっしゃいます。
ですので、気になる場合にはご家族の方とご相談されてみてはいかがでしょう。
また、とげがある花や香りの強い花、毒がある花は避けるように言われています。
バラやアザミなどは、お供えには適しません。
いかがでしたか?
ご参考にしていただけたら幸いです。
その他、お墓のことなら何でも宇津石材店までお尋ねください。
お墓参りをする際のお供え物について、
何をお供えすればよいのか、またそれは持ち帰った方がよいのかなど、
疑問に思われている方は多いかと思います。
まず、お墓参りをしている時には、どんな物をお供えしても構いません。
通常は、お花、お線香、お水、果物などが一般的ですね。
ですから、故人の好きだったものを供えてご供養したい方は、ぜひそうなさってください。
ただ、食べ物は腐ったり動物に食い散らかされたりすることがございますので、
お参りした後には持ち帰ることがおすすめです。
では、持ち帰ったお供え物はお菓子などの場合、
食べても大丈夫なのでしょうか。
こちらについても問題は全く無いようです。
日本には、昔から同食信仰という習慣があり、
神様(祖霊)のお供えした物食べ物には、
いい波動があるというように考えられているそうです。
その考えから、感謝の気持ちや喜びを分かち合うように、
お供えしている物も分かち合う気持ちで、
みんなでおいしくいただいて良いそうです。
また、それを食すのではなく、家のお仏壇に供えるのはどうでしょう。
こちらも、何の問題もありません。
その理由は、ご先祖様方が受け取るのは、
お供えされた皆さんのまごころであるからだそうです。
いかがでしたか?
お供え物については、特にこれといったルールはありません。
気持ちが大切だと言えますね。