結婚して姓が変わった場合、お墓の継承はできる?
- 2015年12月28日
- 情報ブログ
日本には「お墓は長男が引き継ぐもの」という慣習がありますが、
少子化やシングル化にともなって、長男以外の親族が継承するケースが増えています。
結婚して姓が変わってしまっても、お墓の継承は可能です。
しかし何点か注意しなければならないことがございます。
・他に男兄弟がいる女性が継承する場合、兄弟の同意書が必要な場合がある。
・霊園、墓地によっては、「継承者は〇親等以内の親族」と厳密に決めている場合がある
・継承者の指定がなく、話し合いで決めた場合には、「協議設立確認書」が必要なことがある。
上記にある注意点以外にも、結婚して他家へ嫁がれた方がお墓を継承する際に、
一番の悩みの種となるのが「継承するお墓が2つになってしまう」ということです。
1世帯で二つのお墓を継承するということは、維持費などの経済的な負担だけでなく、
精神的な負担もかかってしまいますよね。
この場合、自分達の代まではなんとかするにしても、
次の代までにはお墓をひとつに整理することを考えるのがおすすめと言えます。
ただし、二つのお墓をひとつにまとめる場合は、
それぞれの霊園や墓地の管理者との話し合いが必要になるため、注意が必要です。
様々な観点から考えても、姓が変わった場合のお墓の継承は、しっかりと家族と話し合うことが大切と言えますね。