古くなった塔婆はどうしたらいいの?
- 2015年10月17日
- 情報ブログ
塔婆はなにか、みなさんご存じですか?
塔婆とは葬儀や法要の際に
お墓の後ろに立てられているもののことを言います。
本来は卒塔婆といって、お釈迦様の遺骨を分骨して、
法要の際に供養したのが始まりだと言われています。
その儀式が今の日本では、板塔婆という形で残っているのです。
板塔婆には仏教に基づいて、
世界の5大物質である空、風、火、水、地の字が記されています。
この塔婆ですが、
もちろん時間が経つとともに古くなってしまうものです。
厳密に言うと、塔婆が古くなったからと下げなければならない、
という決まりはありません。
多くの場合は一年後や新しい塔婆が立つまで墓地に建てておきます。
古くなった塔婆は墓地や霊園内にあるお焚き上げ所に
置いておくなどして処分しましょう。
古くなったとはいっても神聖なものですので、
心を込めて取り扱いたいですね。