分骨とは


分骨とは名前の通り、故人の遺骨を2か所以上の場所に分けて納めることを指します。

分骨を行うケースとして、本山で祀っていただく場合や、先祖代々の菩提寺が遠方にあるため、近場にお墓を建ててお参りに行けるようにするといった場合があります。

分骨することが宗教的に問題がないかについて懸念がある人も多いようですが、仏教の観点から考慮しても問題がないこととされています。

分骨は、遺骨を納骨する前に分骨する場合と、既に埋葬されている遺骨を分骨する場合がありますが、既に埋葬されている遺骨を分骨する場合は墓地の使用権所有者の許可が必要であったりして、非常に大変な作業になることが多いので、分骨をする予定があるときには遺骨を納骨する前に分骨する方が良い方法になります。

遺体を火葬する前に、葬儀社の担当者に分骨をしたいという意向を伝えておくと、分骨するための骨壷を用意してもらえます。

そして、遺族にとって自分たちの持ち物という認識を持つかもしれないですが、あくまでも遺骨となりますので法律に従って取り扱う必要があります。